忘れられた日本人 (岩波文庫) 価格: 735円 レビュー評価:4.5 レビュー数:38 『忘れられた日本人』では、日本の原風景とも言える農村漁村に生きた無名の人々が主人公です。山村の古老たちが村の変遷を語る「名倉談義」からは、村という生活共同体での日々の暮らしぶり、人間関係の濃密さ、道路建設により文物の往来から人的交流の仕方までが様変わりした事実を教えられます。
過酷な農作業の合い間での女性たちの絆の深さを若い頃の旅参りや家出の手伝いなどの挿話で紡いだ「女の世間」や、視力を失った元博労の物乞いが自らの牛追い人生と女性遍歴を独白調で語る「土佐源氏」は、大変面白く、楽しく読んだ後に、少しばかり物悲さに包まれます。
リュック担いで辺 |
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合唱名曲コレクション(26) 柳河風俗詩 価格: 2,678円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 このCDは、多田武彦の20代から30代にかけて生み出された男声合唱組曲の名曲を集めたものです。録音年代にばらつきがありますが、日本を代表する名指揮者と実力あるグリークラブの演奏ですので悪いはずはありません。お手本のような演奏ばかりです。
24歳の時に作曲した『柳河風俗詩』は、日本の男声合唱組曲を代表する曲です。師事していた清水脩の元で、作曲の勉強のためのエチュードとして作曲された作品です。後の多田氏の作風とエッセンスがその4曲全てに表れているように思います。
北原白秋が、古里「柳河」に対して、郷愁たっぷりに描いた一連の詩がとても親しみやすく、白秋特有の不 |
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